ドナルド・トランプ米大統領、

その言動の一つ一つに世界中が神経をとがらせている。
早速に戦火の火種と成り得るのは、イスラエル問題である。トランプ大統領の選挙公約の一つに「米大使館をテルアビブからエルサレムに移転する」と言うものがあった。これに対してイスラム諸国のみならず、「パレスチナ和平交渉再開に向けた国際会議」の議長であったエロー仏外相は、「挑発行為であり、和平への努力に対する脅迫だ」と強く批判した。
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ヨルダン政府も「超えてはならない一線である。破壊的な影響を与える」と警告している。ところがこれは1995年に米議会で「在イスラエル米大使館はエルサレムに置く」と定めた法律がすでに可決されているので、米国の政治家がエルサレムへの大使館移転を唱えるのは珍しくはない。米国内のユダヤ系有権者の支持と多額の献金を得るためである。

クリントンもブッシュも大統領就任前は選挙公約として移転を支持していた。しかし国際的な政治的事情から見送っていたのである。しかしトランプ大統領の場合、娘の一人イヴァンカは、熱心なユダヤ教徒のユダヤ人実業家ジャレッド・クシュナーと結婚し、ユダヤ教に改宗したが、父が大統領選挙を闘っている時「父が大統領になったら、米大使館をエルサレムに移転する」と語っているのをマスコミは取り上げている。一般に大使館はそれぞれの国の首都に置くのだが、イスラエルの場合、首都エルサレムは、周知の如く、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれの聖地であり、「聖地奪還」の激しい戦いがあり、現在の複雑なパレスチナ問題から、各国は大使館を首都エルサレムではなくテルアビブに置いているのである。

トランプ新米大統領が真に主なる神の御心にかなう政治的決断をなすことのできる様に祈っていただきたい。そして「エルサレムの平和のために祈れ」(詩篇122:6)と言う御言葉の勧めに従って「エルサレムの平和」のために祈っていきませんか?
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プロテスタント35.32%,カトリック21.19%, 英国教会0.65% 正教会関係1.67%, ユダヤ教 1.65% イスラム1.63% 無神論者 16.5% 仏教0.75% ヒンズー教0.42%, その他)

この資料は敬愛するお一人の牧師からのシェアーです。

エルサレムはモリヤの山とも云われ、アブラハムがイサクを、神への犠牲として 捧げようとした場所に神殿が建てられました。
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