給食センター
安全安否確認と申しましても色々ですね。

三月から始めている私の仕事上では不可欠なことです。
お年寄りの生活の安全安否確認のことです。

毎朝。6時から老人向けの弁当を作り、その後12時までに配達をしているのです。献立は栄養のバランスも考えて、管理栄養士と相談しています。

神戸市の介護認定を受けられた自宅介護を望まれる方が多いですが、一般の健康な方の利用もあります。450円から600円で日曜日を除いて毎日配達をしています。主に担当は神戸市長田区全域です。

寝たきりの方。目の不自由な方。車椅子や足腰の不自由な方が多いです。高齢者が多くて60歳から90歳以上までの方々です。

玄関先で、私たちが届けるまで待っていてくださる方もおられます。ある日。交通事情で遅れたときには『事故でもあったかと心配したよ』と言ってもらいました。「悪ことをしたな!!
心配させて・・』と思いました。そして、いつもの挨拶を交わして頂いた小銭450円がとても暖かだった! 私が来るまでの時間。心配しつつ待っていた長さを感じて、胸が熱くなりました。

ヘルパーセンター

時には亡き父や母の姿と重なるような時もあります。「こんな素敵なお年寄りが一人暮らしを?」と思う事もあります。それぞれの家庭の事情がありますね。

寝たきりの方からは、家の鍵を預かって、枕元までお弁当を届けています。白内障などで目が見えなくなって食事が作れない
かたも居られます。生活保護を受けているのでしょうか?口には出さないけど、昼に届ける弁当を2回に分けて食べている方もいるようです。 

弱者のしわ寄せも感じる時もあります。隙間を埋める日本の政治の平等を願うばかりです。

ある日には届けて、呼びかけても返事が無い時には、倒れているのかと心配で、ペルバーさんを呼んだり、救急病院の手配もした時があります。

『いつも有難う!』と言われるたびに、又明日も頑張って
美味しい弁当を作ろうと決心を新たにしている、今日この頃です。

昼弁当