モルモン教
 
 モルモン教として知られている末日聖徒イエス・キリスト教会は1830年にアメリカ合衆国にてジョセフ・スミス・ジュニアによって創始された。 その呼称は教典のひとつであるモルモン書に由来する。 宗教学上はキリスト教の新宗教に分類されている。

本部はアメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ。

 教義においては三位一体説の否認、キリストおよび死者の復活、キリストの再臨、福千年を説いている。また救いを決めるのは本人の自由意思信仰告白に任されていると主張している。
 聖書 正確に翻訳されている限り神の御言葉と信じる(信仰箇条より)」と注釈つきで聖書を聖典とし、歴史的には認められていない 「モルモン書」が追加された。
戒めは「あるべき理想像」そのものではなく、救いにとって必要条件であるが、機械的に戒めを守っているだけでは救われない。戒律的とも言える部分がある。
 
十戒は守るの?
 
末日聖徒イエス・キリスト モルモン教会では戒律的に守らなくては成りません。
モーセの十戒は古代イスラエルにおいて預言者モーセにより与えられた。すなわち、1.神を信じること、2.偶像崇拝をしないこと、3.神の名をみだりに唱えないこと、4.安息日(と曜日のところ日曜日に変えられた。)を聖なるものとすること、5.両親を敬うこと、6.殺人をしないこと、7.姦淫をしないこと、8.盗まないこと、9.嘘をつかないこと、10.むさぼらないこと。これは現代でも実践するよう教えられている。

 キリストは律法を人は守れない為に、神の愛と尊い犠牲、代価によって、私たちを買い取りました。それにより私たちは救われるのですが、 モルモンでは守らないと救いが無いのです。
 
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  モルモンの死後では

 人は死ぬと霊となって存在し、キリストについて悟る猶予の時間が与えられる。やがてこの世に生を受けた全ての人間は復活し、「神の裁きの法廷」に立たされる。人間は、これまでの思いと行いによって裁かれて、神の国に入るか、「外の暗闇(滅び)」に取り残されるかが決定される。誰もが人生のどこかで罪を負っており、法廷に立った時点でキリストとの契約が有効である者は、キリストの情状酌量(贖い)が受けられ、神の国に入ることが許される。契約が有効でない者は罪ありとされ、「外の暗闇」(永遠の地獄)に取り残され、サタンに支配される。(魂が消滅することはない。) これが教会の教義の根幹となっている。
 
 彼らの主張

  1823年9月21日、ジョセフ・スミス・ジュニアはモロナイと名乗る神の使者に黄金の板の聖なる文書の存在を告げられ、4年後18歳になった時に掘るようにいわれた。
最初の預言者の家族の一人から預言者モルモンまで書き継がれ、死ぬ前にその子最後の預言者モロナイが西暦421年にクモラの丘にそれを隠してから、1827年にジョセフ・スミス・ジュニアが掘り起こすまで、ずっとその丘に埋められていた。
 
 1827年9月22日にジョセフ・スミス・ジュニアが古代の変体エジプト語で黄金の板に書かれたイエス・キリストについての聖書とは別の「もうひとつの証(Another Testament)」をニューヨーク州ウエイン郡にある丘に埋められたセメントの箱の中から入手した。なお、箱の中にはほかにウリムとトンミムという道具が入っていた。

 ジョセフの言及によると、1823年9月、17歳になった彼はモロナイという天の使者の訪れを受けた。そしてモロナイはジョセフに、アメリカ大陸の古代の住民の記録が近くの丘に埋められていることを伝えた。また、その記録にはイエス・キリストの完全な福音が載っていることも告げた。

 1827年9月、21歳になったジョセフは金版の書を現在のクモラの丘(現在のニューヨーク)から掘り出し、神の霊感によってその書物を英語に翻訳し,この記録を編纂した古代の預言者モルモンの名にちなんでモルモン書と名づけたとされる。

 この書物はキリストについての(聖書と並ぶ)もう一つの証として,イエス・キリストの神性を証明している。モルモン書の最後の預言者モロナイは、モルモン書が真実かどうか知りたいと願うすべての人に、次のような約束を残した。「また,この記録を受けるとき、これが真実かどうかキリストの名によって永遠の父なる神に問うように,あなたがたに勧めたい。

彼ら モルモンの教えでは、
以下の言葉は益々間違った方向に誘うでしょうね。!?

 もしキリストを信じながら、誠心誠意問うならば、神はこれが真実であることを,聖霊の力によってあなたがたに明らかにしてくださる。」(モロナイ10:4) 

 モルモン書全般にわたって記述されている内容は、大きく分けて歴史的な記録と神の教えである。
 内容は紀元前600年頃(預言者エレミヤの時代)、エルサレムからアメリカ大陸へ渡ったリーハイとその家族から始まり、その地において、神に従順なニーファイ人の子孫と神に背くレーマン人の子孫が対立、抗争しながら大陸全土に増え、最終的には慢心したニーファイ人がレーマン人に滅ぼされるまでの「歴史」である。

 またそれに加えて、バベルの塔の時代に同様にアメリカ大陸に移動してきた2つの民族の興亡の記述もある。
モルモン書の記述の中には、復活したイエス・キリストが古代アメリカ大陸に訪れたという記述が見られる。

歴史的信憑性
 
モルモン書については当初から批判を浴びてきた。以下にスミソニアン協会からの指摘を記す。
DNAの研究の結果、ネイティブ・アメリカンの祖先はモンゴロイドであることが明らかとなった。したがって現在のネイティブ・アメリカンの先祖がヘブル人である(若しくはヘブル人と原住民との混血)とするジョセフ・スミスの当時の発言は科学的・人類学的に否定されている。

USAスミソニアン博物館学協会は「現存する証拠によると、東方からアメリカ大陸に到達した最初の人々は、紀元1000年頃に北アメリカの北部を短期的に訪れていたスカンジナビア民族である」「古代において、アメリカ大陸の住民と中東の住民との接触がなかったことは確かである」という見解を示している。

  キリストの神性を否定するアリウス主義の流れを汲んでいます。ちなみに、モルモン教の本質は多神教です。
   余談 一時、一夫多妻が認められていた。これを推奨するとこから、しないところへの変化がある。 

終わりに・・私は色々の資料から調べています。こんなことでも人間は何故?信じてしまうのか?
>という疑問が沸いてきますね。 聖書理解を正しくして深めたいと思います。終末の時代に向けて、益々。人を惑わす教えの氾濫がヨハネの黙示録に書かれています。注意深く 聖書を調べて吟味しましょう。

 
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