2日前に映画を見ました。
 
久しぶりでしたね。 最近の映画は、デジタル技術を使いすぎ、あり得ない世界を創り出しますが、現実味が薄いですね。画面上のアクションが売りの映画が多すぎかな?
日本映画も、ハリウッドも、次々作品を出さないと商売にならない。出した分、脚本にする物語が希薄になりますね。映画の台本は不特定多数の人々に共感を与えないと、映画にはなっても、ビジネス的には旨く往かない。話題をさらっていたリメークとか 単にアクションだけを見せる映画も多いです。

ビジネス的には不調でも、監督、脚本家の主張から、映画になる中には案外良い物があります。 
今回。見た映画はモナコのグレース王妃の物語 最後の切り札でした。

モナコはフランスの一部として、ドゴール前大統領の圧力から、フランスに無理矢理、統合されようとした歴史が有ります。
その時のグレース王妃の行動。家族を守る為の言葉が印象的に残りました。

モナコには軍隊がありません。都市国家です。その小さな国を守り為の手段が、愛情と信念です。
世界を動かし他、王妃の演説が・・一つ一つの言葉に感銘。不戦の誓いは家族を守る為ですね。
 
『小さい都市であり一つの国、モナコは戦争しない 出来ないから、モナコを守って下さい。』と言う内容の言葉ですが、 その言葉一つ一つには家族の愛情が込められています。 家族を愛するならば、戦争には行かせないし、戦争自体もさせない! 胸を打ちましたね。

戦争放棄で揺れている日本ですが、安部さんにこの演説を聴かせたいですね。

戦争に可部さん自身が出て陣頭指揮を執りに行くとは思えないし・・  

 
主演の女優さんも素敵な演技でした。
私は30歳代に、モナコに滞在していました。 レストランの短期のアルバイトです。
泊まっていた安ホテルは モナコF!のコース近くでした。

 
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 映画の中でアメリカから嫁いできたグレース王妃が、アメリカの自由な考え方とフランス貴族の確執の違い悩み完璧なフランスを練習するシーンがありました。
私もお思い出しては微笑みましたね。
私もよくやりました。R と L。 V と B の違いに、フランス人から指摘されました。

 外国の王室を見ても、日本の皇室の違いを感じます。自分自身が運転して買い物にも自由にいけない。発言できないし、他の行動も出来ない。(自由に買い物が出来る事だけが、自由を意味してはいないですが・・。)人間性と自由を奪うような象徴的天皇だと思いませんか?

さてこの映画はおすすめです。