先日からYouTubeミカエル小栗チャンネルには、

故郷に帰り、撮影したビデオを編集アップロードしています。今回は、この故郷 小さな町のおわら節が全国各地に知れ渡ったのは、直樹書を受賞した小説、高橋治著書 それをドラマ化した事からでした。
                越中八尾おわら節
幼い頃、富山の風物詩。伝統行事と知られてはいましたが、全国的では無かったです。

高橋治 原作 (本の紹介コメントから引用)

死んでもいい。不倫という名の本当の愛を知った今は――。ぼんぼりに灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜がふける。越中おわらの祭の
夜に、死の予感にふるえつつ忍び逢う一組の男女。互いに心を通わせながら、離ればなれに20年の歳月を生きた男と女がたどる、あやうい恋の旅路を、金沢、パリ、八尾、白峰を舞台に美しく描き出す、直木賞受賞作家の長編恋愛小説。

石川さゆりも 歌いましたね。 
                      

激しい恋 そんな心情を刺激する内容ですが、
一途に人を思い続けるには、それなりの覚悟が要りますね。
私自身も、中学生の頃に知り合った妻と結婚しました。
色々ありましたよ。

妻はおわら節を歌い聴かせてもくれ、踊りもしました。
風の盆恋歌には誰でもが心をかすめる部分が
有るのでは無いでしょうか・?


朝日の諏訪町

今回のビデオの冒頭に
カラオケとしても見られ、後半には、
越中八尾 上新町のおわら節町流しと
その歌を挿入しましたので どうぞご覧下さい。


YouTube  風の盆恋歌と おわら深夜の町流し 上新町編 12
                     
   

 
八尾の夜景098−


おわら節のおわらとは、お笑いの言葉が変化したと言われています。

一説では、江戸時代文化の頃、芸達者な人々は、七五調の唄を新作し、唄の中に「おわらひ(大笑い)」という言葉を差しはさんで町内を練り廻ったのがいつしか「おわら」と唄うようになったというものや、豊年万作を祈念した「おおわら(大藁)」説、小原村の娘が唄い始めたからと言う「小原村説」などがあります。

富山の地元では休みのことを「ボン(盆日)」という習わしがあったと言われます。種まき盆、植え付け盆、雨降り盆などがあり、その「盆」に名前の由来があるのではないかとも言われています。

一般的な盆踊りとは全く違う気がします。 深夜に胡弓が・・三味線が町々に響き渡ると、ふと・・昔を偲んで亡くなった妻をも出しますが、、弔いの踊りとは違うのですね。収穫前の稲 台風の風を沈める願いが強い願いの歌と踊りです。それ故に風の休み=盆休み(富山の方言の休日)と言われる由縁だと思います。

 
氷見から見た立山