昨日。腰痛というか,

背骨の痛みがあり診察を受けていました。

その病院の待合室で、NHKの放送していた歌会始を見ていました。 

新年明けて 七草とか・ 仕事始め 出初め式とか続いてきた新年行事も、
の15日の歌会始で正月も終わりますね。  

 (正月の行事で,私の古里。火消し加賀とび放水が有名と言うか幼い時から威勢が良いと印象に残っています。) 写真は金沢城前の出初め式 数年前のものです。

加賀鳶

MRIの撮影後、歌会始の様子・日本文化の一つ。和歌が朗々と読み上げられている風景に目がとまりました。 

テレビの前を通ると,全員が起立し、その歌の作家でもあられた皇后ご自身も起立なさっておられたので,在れ?と思いました。 初めて私の歌会始の様子を見たからです。

全ての和歌は天皇に献げる歌なんだな〜と思いました。天皇一人が着席しておられたからですね。
美智子皇后の歌は、ご自身の長女の黒田清子さんを思いやる 母心を詠まれておられましたね。
「み遷(うつ)りの 近き宮居に 仕ふると 瞳(ひとみ)静かに 娘(こ)は言ひて発(た)つ」と詠まれました。
歌会2014

その後に、天皇の歌が詠まれました。 「慰霊碑の 先に広がる 水俣の 海青くして 静かなりけり」という歌が詠み上げられました。この歌は、去年、皇后さまと熊本県水俣市を初めて訪れ、水俣病で亡くなった人たちの慰霊碑に花束を手向けた際に目にした水俣湾の様子を詠まれたものとNHKからの補助解説がありました。

静かな海・・3/11と水俣 に,天皇としての御心が寄せられている気がしました。
 
テレビを見ていると ,既に終わっていた皇太子の歌。「御社の 静けき中に 聞え来る 歌声ゆかし 新嘗の祭」と詠まれた紹介。 この歌を聴いて・・将来ご自身がつくで在ろう天皇職にも 想いと責任を感じておられるのかな〜と思いました。
ご病気 静養のために欠席なさっておられた 皇太子妃の雅子さまは、「悲しみも 包みこむごと 釜石の 海は静かに 水たたへたり」と詠んだ歌を寄せられましたと説明がありました。 3/11の歌を詠まれておられましたね。 それにしても、長い年月、快復なさらないご病気ですね。 閉鎖的 限られた人としか会えない、話せない環境には問題が多いと思います。

 天皇家には確かに,福音が伝えられていますが、 伝統という壁が邪魔をしています。
日本が救われるようにと願い祈ります。 

今年のお題は,静 来年は 本 だそうです。 応募は世界中から2万首以上 入賞者の10名は皇居の歌会始に招待されていました。

今年のお題で 考えて見ました。
 
苦しみも 涙する日も 聖なる声に 慰めを得る。