ニュースで知りました

特別な鉄道マニアではない私です。しかし、私にもなじみのある2本の列車が、3月12日には消えると知りました。
何で!?と思いました。まだまだ残しておきたい列車です。この列車能登が走り出したのは、記憶が間違いなければ!?1947年でしたか?私の生まれたときに歴史が始まる事になります。
寝台特急
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北陸を古里にする人々に取っては、東京へ行く、また田舎に帰る時には夢や思い出を運んだ列車です。私も初めて夜行列車能登に乗ったのは、中学を卒業し金の卵とも言われた昭和38年の春でした。

 東京にコックの見習いとして上京するときに初めて乗りました。母と姉、教会の宣教師先生や教会の兄弟姉妹(教会では、キリストを信じた者は、キリストの血に繋がるので兄弟姉妹と呼び合うことがあります。)に見送られた時でした。結構遅い時間でしたが大勢が見送って頂いた記憶が在ります。初めての親離れでした。『とうさん行くね。』と言っても、酒を飲みながら、黙ってうつむいていた姿に何故か・・父の思いを初めて感じました。
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その数ヶ月前に、キリストを信じて洗礼を受けたばかりでした。単純に幼子のように信じました。キリストが神と思えることが有ったからです。それはまた別に・・
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信じた頃には毎日のように学校から、教会へ行き勉強を教えてもらいました。宣教師からは、当時としては珍しい外国のお菓子や料理を食べさせてもらえたのも楽しみでした。またそれで料理を覚えようと思った結果にもなりました。
帰郷する度に列車に乗りました。
特急北陸


でも、もらう給料が安かったので中々特急には乗れませんでした。中学卒業後にもらった初任給が住み込み3食付きで6千円でした。頑張って働き、帰省そのたびに列車の乗ることが好きになりました。海外でも鉄道でヨーロッパを旅しました。
急行北陸



寝台特急北陸 にも乗りました。初めはB寝台クラスでも横になれることが嬉しかったですね。 最後に乗ったのはいつだったかな?かれこれ20年も前くらいですが、最後の時はにはA寝台に乗りました。


妻が健在だったとき、これらの列車に乗り上京しました。でも・・この日本のこの列車が消えるとなると、昭和も消える気がしました。思い出も・・ 

寝台特急北陸G